老化とは、そしてiPS細胞とは

 

201428日(土)、講演者に東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター教授の中内啓光氏、京都大学大学院生命科学研究科教授の石川冬木氏を迎え、司会は本校理科教諭の原口宏氏で、「老化とは、そしてiPS細胞とは」という講演が講堂で行われました。

 石川氏には私たちの細胞の寿命に大きな影響を与えるテロメア配列の話をしていただきました。テロメアが細胞分裂の度に短くなり、一定回数分裂をすると細胞たちが自己死に向かうため、老いた細胞は寿命を引き延ばすために分裂を止めるという道を選ぶという興味深い内容でした。

 中内氏には今話題のiPS細胞について、その研究の基礎となる幹細胞が多様な組織に分化できる多様性についての話から、ブタにヒトの臓器を作らせて再生医療に用いる例などの話をしていただきました。最近話題のSTAP細胞についてもお聞きすることができました。

 当日は40年ぶりというような、積雪27cmにもなる雪の中、老化と再生医療というホットな話題で講堂は満たされました。

 中内氏、石川氏、原口氏ともに本校のOBですが、様々な分野で活躍しているOBの話もしていただいて、在校生にも意欲を喚起するような講演であったと思います。

 

この日は大変な大雪でした。 講演会の看板
京都大学大学院生命科学研究科教授の石川冬木氏 東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター教授の中内啓光氏
石川氏の「細胞の老化」についての講演の様子 中内氏の「幹細胞・iPS細胞・再生医療」についての講演の様子
雪にもかかわらず、大勢の方が足を運んでくださいました。生徒もたくさん参加しました。 質疑応答の様子。右から石川氏、中内氏、司会の原口氏。
大雪による交通の混乱のおそれもあり、質疑応答の時間が大幅に削られてしまい、残念そうな顔の生徒が多くいました。

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