第3回地形図野外実習(高3)

高2〜高3選択地理授業の一環で、地形図野外実習を春に実施しました。今回は千葉県銚子市を訪ねました。銚子は、地場産業の醤油醸造の他、鰯、鯖などの水揚げで知られる水産業、屏風ヶ浦をはじめとした地形学的見所(ジオパーク)、経営努力が話題の銚子電鉄など、巡検の見所が豊富な場所でした。

ヒゲタ醤油の資料館。紀州湯浅との関わり、利根川東遷と舟運、江戸市場を背景とした発展について展示物が参考になりました。 中央の田中玄蕃がヒゲタ醤油に該当。同じ銚子の企業ヤマサにくらべ、業務用や蕎麦屋のつゆなどのシェアが高い。
古い地形図の「渡船」記号を頼りに、利根川対岸の波崎渡船場跡へ移動 飯沼水準原標石。オランダ人技師リンドが設置した日本の河川測量史の原点。
2012年、日本ジオパークに登録。ビジターセンターでは各ジオサイトについて丁寧な説明がありました。 外川港への移動手段、銚子電鉄。ぬれせんべいの他、台湾鉄道との姉妹鉄道の記事がありました。
 
私設の外川ミニ郷土資料館では、黒潮文化に関わる展示も。本業は水産仲卸だそうで、銚子港で揚がった高級魚を見せてくれました。 海食崖の代表格、屏風ヶ浦へ。関東ロームとの境目もはっきり見ることができる。
   
屏風ヶ浦への遊歩道入り口に立地する千葉科学大学の売店。危機管理学部のあるこの大学の売店にも3.11津波被害があったこと、加計学園がなぜ銚子に大学を設置したかについて地元の人の説明を紹介しました。このときはまだ国家戦略特区をめぐる例の話は衆議院の委員会で話題にのぼっていた頃でした。 地形図では地球が丸く見える丘公園脇にあるただの池。実際は銚子の採石場の跡地に水がたまったものでした。
   
地球が丸く見える丘公園。晴れていればこんな景色が見えたはず。周囲は一面キャベツ畑。 駆け込みで犬吠埼灯台に登る。相当風が強く、太平洋に突き出した地形を意識させられた。

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