図書館

図書館利用案内

図書館では「図書館利用案内」を発行しています。3年に1度の改訂となっており、2011年9月に新版を出す予定です。

 図書館利用案内(2008年4月1日版)。全文は左のボタンをクリック(サイズが1.2MBあります)。


以下に、「図書館利用案内」の目次と抜粋を示しておきます。

目 次
1.はじめに 
2.図書館の設備
10.図書館の歩み

目 次
1.はじめに 
2.図書館の設備 
  (1) 開架式書架と閉架書庫
  (2) 資料検索用コンピュータ端末(OPAC)
  (3) AV(Audio Visual)コーナー
  (4) レファレンスコーナー
  (5) コンピュータスペース
3.館内案内図および書架配置図
4.図書館の資料 
  (1) 印刷資料(図書と逐次刊行物)
  (2) 非印刷資料(AV資料と電子資料)
5.図書の分類と配置 
  (1) 日本十進分類法(NDC)
  (2) 請求記号(所在記号)
6.図書・資料の探し方 
  (1) コンピュータによる検索
  (2) 直接書架を見て探す
  (3) カウンターで尋ねる
7.図書館の設備・資料の利用方法 
  (1) 資料の利用
  (2) AVコーナーの利用
  (3) コンピュータスペースの利用
8.図書館の年間スケジュールと発行物 
  (1) 図書館の年間スケジュール
  (2) 図書館の発行物
9.委員会活動・その他 
  (1)生徒図書委員会
  (2) リクエスト
  (3) 生徒発行物の収集
10.図書館の歩み 
11.古書・古書店案内 
図書館利用のルール

1.はじめに
この図書館は「創立100周年記念館」の中心となる施設として建てられたものですが、図書館が新設されたのは、それまでの図書館が単に狭くなっていたからというだけではありません。創立100周年記念事業において図書館が新設されたことには、学校としての思いが込められているのです。その思いとは、生徒諸君に「自主的創造的な学習活動」を期待したいということであり、それは、自由闊達な校風の中で「自主自立の精神」を育てたいとする麻布学園の教育理念に発するものなのです。
 図書館の日常的な業務は図書館のスタッフによって担われていますが、図書館をその根本において運営しているのが図書館部です。図書館部は各教科からの教員と司書教諭によって構成されており、図書館は間接的ながら教員全体によって運営されているわけです。このことは、学校が生徒諸君の「自主的創造的な学習活動」の場である図書館に多大な関心を寄せていることを意味しているとともに、それだけ生徒諸君への期待が大きいことを物語っています。
 コンピュータによる検索システム、AV(Audio Visual)コーナー、コンピュータスペースなどのさまざまな設備も、生徒諸君の「自主的創造的な学習活動」を支えるべく用意されているわけです。また、図書館の中心となる図書について言えば、2008年2月末現在の蔵書数は約7万4千冊となっており、質・量ともに高い水準を維持して、図書館は諸君の知的好奇心・探求心にできる限りに応えるように努めています。
しかしながら、どんなに設備や蔵書が整っていようとも、それらが実際に利用されなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。ですから、生徒諸君には、図書館の蔵書・資料や設備を大いに利用してもらいたいと思うばかりです。図書館が活発に利用されることが図書館にとって何よりもうれしいことなのです。
「自主的創造的な学習活動」というものは、狭い意味での勉強を指すわけではないことは言うまでもありませんし、知識の単なる量的拡大を競って目指すようなものでもないはずです。スクールという言葉がスコーレ(余裕・余暇)という言葉に起源を持つように、図書館が多様な精神世界をゆったりと自由に散策する場となってほしいと思っています。そして、図書館において出会う書物をはじめとするさまざまなメディアを通して、諸君がそれぞれの能力を存分に発揮し、自己を取り巻く世界との豊かで確かな関係を築いていってほしいものです。
ところで、図書館入り口のギャラリー(2階)には、麻布学園の創立者である江原素六先生の筆になる「衣錦尚?」という額が掛かっています。「衣錦尚?」という言葉の出典は『中庸』(第六段、第一節)で、「詩曰、衣錦尚絅。悪其文之著也。」(詩に曰く、錦を衣て絅を尚ふ、と。其の文の著はるるを悪めばなり。)とあります。また、『詩経』には、「衣錦?衣」とあります。錦の衣の上に薄い衣を羽織るということであり、その意味するところは、錦は内に秘めてこそ奥ゆかしく美しいといったところです。知識や教養は、これ見よがしにひけらかすものではないと解釈すれば、図書館にあってしかるべき言葉とも言えるわけで、図書館の入り口に掛かっているのです。また、この言葉は、図書館部が発行する「図書館通信」のタイトルともなっています。
ともあれ、図書館は諸君の来館を待っています。

2.図書館の設備
(1)開架式書架と閉架書庫
図書館の資料は、できるかぎり自由に閲覧できるかたちにして(開架式と言います)、2、3階の書架に配架するようにしています。
また、図書館には閉架書庫があり、古くなった資料などが収められています。皆さんは自由に入ることはできませんが、そこに収められている資料も検索して、閲覧・貸し出しすることもできるので、必要な場合はカウンターまで申し出てください。
(2)資料検索用コンピュータ端末(OPAC)
2階のカウンターおよびカウンター横には、4台のパソコンが置かれています。これらは、OPAC(Online Public Access Catalogue, オパック)と呼ばれる資料検索用の端末で、図書館が所蔵する資料(ただし、雑誌や新聞は除く)の検索ができるようになっています。
 
(3)AV(Audio Visual)コーナー
2階には、映画や音楽が楽しめるAVコーナーが設置してあります。このコーナーには合計8つのブースがあり、すべてのブースで、図書館の所蔵するCD・DVD・ビデオを視聴できます。また、そのうちの6ブースではLDが、2ブースではカセットテープが視聴できます。
 
(4)レファレンスコーナー
2階のカウンターの斜め前には、各種の基本的な統計資料や参考図書を配架した書架と、インターネットが利用できるパソコン2台とプリンター1台が設置してあります。なお、ここの2台のパソコンは、簡単な利用申込書への記入によって、図書館が開館している時間ならば、いつでも利用できます。
(5)コンピュータスペース
2階には、利用申請・登録をすることによって自由に利用できる(もちろん、利用のための規則はありますが)パソコンおよび周辺機器を設置したコーナーが設けてあり、そこをコンピュータスペースと呼んでいます。
ここにあるパソコンは全部で20台(Windows:16台、Macintosh:4台)で、すべてのパソコンでインターネットも利用できます。利用時間は、昼休みから閉館15分前までとなっています。(土曜日は9時から利用できます。)
レポートの作成や情報検索などで、大いに活用してください。利用時間には常時係員がいますので(ただし、土曜日は除く)、初心者の人も安心して利用してください。
 

10.図書館の歩み
図書室の創設
麻布学園の図書館の歴史は学園そのものの歴史よりもはるかに浅く、1937年 (昭和12年)に、現在の中1の4組にあたる教室に図書室が開設されたことによって始まります。開設当初の蔵書は、父母、先輩からの寄贈本や教員室からの編入本などでしたが、やがて、図書の購入もなされるようになって、図書室担当の教員の努力と図書委員の生徒の協力によって図書室の充実が図られていきまた。図書室の入り口には、「読書三箴、一 静粛、二 愛書、三 自律」の文字が掲げられてあったそうです。戦中、戦後とかなり長い間、その図書室が利用されていたのですが、次第に図書館としての本格的な施設が求められるようになっていきました。
図書館の開設・発展
本格的な図書館は、1967年(昭和42年)に講堂の横に建てられた「創立70周年記念校舎」(現在の芸術・技術科棟)の1階に開設されました。開設後しばらくの間は、蔵書数は現在から見れば非常に少ないものでしたが、1975年頃からは蔵書数が飛躍的に増えていき、開設された図書館にふさわしくその中身が整備されていきした。1989年には蔵書数が30000冊を超え、1991年からは図書以外の資料としてCDも購入されるようになりました。図書館の充実は、単に蔵書数・資料数が増えていったことだけでなく、『図書館だより』や『図書館月報』(現在の『衣錦尚?(図書館通信)』)の発行、「読書案内」や「ブックフェアー」の実施、さらには「卒論」、「修論」、『論集』などのさまざまな学習 活動と連携して実現されていきました。
 一方、蔵書・資料数が増え続け、図書館が活発に利用されていったことは、書架や閲覧席のスペース不足という事態を招いていました。折しも、学園は創立100周年を迎えていて、その記念事業としてふさわしいものが考えられていくなかで、狭くなった図書館を単に物理的に拡大するということではなく、これからの時代に対応した新たな図書館が構想されたのでした。
新図書館の開館
そして、現在の新図書館が、1995年9月に「創立100周年記念館」の中心施設として開館されたのです。新図書館は、これまでの図書館活動の蓄積の上に立ちつつ、時代に対応したメディアセンターであることを目指しています。

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